更年期に限らず若い人からお年寄りまで便秘に悩む女性はとても多いですね。

最近、便秘の原因が色々と特定され、様々な方向から解明されるようになりました。一概に便秘と言っても、腸の構造であったり、腸内細菌(腸内フローラ)だったり、自立神経の乱れだったりとその原因は様々です。

便秘は苦しいだけでなく、肥満や肌荒れの原因になるほか、腸内に溜まった便やガスが胃を圧迫し、胃酸が逆流してしまうことも。

更年期の便秘解消

刺激性の下剤の使い過ぎは、大腸粘膜を傷つけ、腸の表面を黒くする「黒腸」になり、ポリープや大腸がんになりやすいとも言われています。

また、下剤の量がどんどん増えていくと、腸が疲れて動きが悪くなり、より便が溜まるようになります。一番怖いのが便秘が便秘を呼ぶ負のスパイラルです。

更年期になってから便秘が悪化

更年期になってから便秘がひどくなったという声は良く聞きます。これは御多分に漏れず、女性ホルモンであるエストロゲンが減少し自律神経が乱れることで起こります。

エストロゲンが減少すると自律神経が乱れ、それにより副交感神経の働きが弱まり、腸のぜん動運動を抑えてしまうのです。

また、体幹などが衰えるといきみづらく便を押し出す力が衰えることも1つの要因です。

力が無くていきめない

女性ホルモンの減少からくる便秘なら手っ取り早く女性ホルモンを多く含む大豆イソフラボンなどで補うと良いですね。

ただし、大豆イソフラボンは、エクオール細菌と言う腸内細菌がいないと「エクオールと言う女性ホルモンに似た働きをする物質」に変えることができません。

変えることができるのは、日本人の2人に1人と言うことですから、初めから「エクオール」のサプリメントを摂ることが近道かと思います。

また、便秘薬を飲むなら腸内環境を育てながら刺激せず自然なお通じに持っていくエクオール入りのサプリメントもあります。

エクオールを含んだ刺激をしない便秘サプリメント

子どもの頃からずっと便秘だった

子どもの頃から便秘気味だった方は、腸が便を出しにくい構造をしている可能性があります。そのうえ、更年期の自律神経の乱れがプラスされたらいよいよ本格的な便秘に突入してしまいます。

腸の構造からくる便秘には、「ねじれ腸」と「落下腸(らっかちょう)」があります。まずは、2つの腸の構造を理解して対策をしましょう。

ねじれ腸(国立病院機構久里浜医療センター 水上健先生 番組内でのコメント)

いつも便秘がちで便が溜まってくるとお腹が痛くなる・・・こんな方は要注意です。

ねじれ腸は、正式には「腸管形態異常」といい、腸の経路が上下やループになり腸がねじれた状態になっていることです。

このねじれ腸は、日本人の約8割が該当するそうです。

ねじれ腸のセルフチェック

  • 子供の頃から便秘ぎみだった
  • 便秘になるとお腹が痛くなる
  • 便秘の後、下痢や軟便になることがある
  • 運動不足になると便秘になる

2つ以上当てはまるとねじれ腸の可能性があります。

ねじれ腸の快便運動

ねじれ腸には、腸への刺激が有効です。

横行結腸と下行結腸への刺激

お腹をひねったり伸ばしたりすることで腸を刺激します。
①手を広げてまっすぐ立ち、上半身だけ左右にひねる
②上の大きく伸びをする
③右、左、上に脳を伸ばす感じで行います。
④1分くらい繰り返します。
下半身は動かさないのがポイントです。

下行結腸の刺激

①左の脇腹とおへその左側に手を当てます。
②下行結腸を挟み込む感じでお腹を叩きます。
③最後に揺らして刺激します。
④肋骨の下あたりから足の付け根までを叩きます。
⑤下まで行ったら最期にブルブル揺らします。
6下まで行ったら今度は上まで叩き最後にブルブル揺らします。

S字結腸の刺激

①おへその下から指でSの字を書いて刺激します。
②Sの字を書いて叩きながら最後に腸をちょっと持ち上げます。

落下腸の人はお尻の下にクッションを敷くとよいようです。

これらの運動は、朝起きたときと、夜寝る前に行うのがおススメ。早い人は翌朝から効果があるそうです。

このエクササイズを朝起きたとき、寝る前にやるのがオススメとのことです。翌日から効果がある人もいるそうです。

落下腸(らっかちょう)

直らない便秘の1つに腸がずれている「落下腸」があります。

落下腸とは、大腸が正しい位置になく垂れ下がってしまい、内臓や子宮を圧迫し全体的に内臓が下がってしまっている状態の事を言います。

これは生まれつきで、お母さんのお腹にいたとき、通常は固定されるはずの大腸が固定されなかったために起こると言います。

私は典型的に落下腸で、そのうえ、更年期の自律神経の乱れで完璧な便秘に苦しんでいます。

落下腸のセルフチェック

  • 子供の頃から便秘ぎみだった
  • 便秘の時お腹が痛くなることがある
  • 便秘のあと下痢や軟便になることがある
  • 運動不足を感じたとき便秘になることがある
  • 立ち上がったとき下っ腹がポッコリ出る

2つ以上当てはまると落下腸の可能性があります。

落下腸の快便マッサージ

落下腸マッサージには、落ちてしまった内臓を押し上げるマッサージとS状結腸を刺激するマッサージがあります。

落下腸を押し上げるマッサージ

①仰向けに寝て両ひざを立てます
②腰の下に座布団などを置いて腰を10cmほど浮かせます
③両手を使い下腹部からおへその下まで腸を押し上げます
お腹がへこむ程度の強さで1分間続けます。

S状結腸を刺激するマッサージ

①S状結腸を両手で上下に移動させる
②つつくように揺らします
③1分間繰り返します

上記のマッサージを1分間、朝食前と寝る前に行います。

姿勢を良くする

猫背になると腸が圧迫されます。背筋を伸ばすことで横隔膜が上がり、それにより大腸を含めた内臓が持ち上げられます。

良い姿勢を保つことが落下腸を防ぎ、便秘解消にもつながります。