閉経後の女性は男性より「エストロゲンが減少」します。骨粗しょう症の9割が女性と言われるゆえんですね。

女性の高齢者の骨がもろくなり、骨折しやすい原因になります。

閉経後5年は特に骨密度の減少を防ぎたい

骨密度は、閉経直後から年に2%ずつ、10年間で20%減少すると言われていますから、閉経したら骨密度のチェックは重要です。

最近わかったことですが、エクオールを摂ることで骨密度の減少を抑えると言うデータが出ています。

特に骨密度の減少率が高いのが閉経5年後。グラフでは50歳から55歳の5年間に急激に減っているのが分かると思います。

この5年が勝負ですね。

骨密度は閉経後5年が勝負
「エクオールと女性の健康」冊子より

放っておくと骨密度はどんどん減っていき、85歳くらいで減り留まる傾向にあります。

エクオールを摂った人と摂らない人の差

「女性の健康とメノポーズ協会」の冊子によると、エクオールを摂った人では、1年間の骨密度減少率が約半分に抑えられたと言う研究結果があります。

エクオールとプラセボとの比較グラフ
「エクオールと女性の健康」冊子より

骨密度の測定個所は「全身」。エクオールを飲んだ人と、「エクオール」の疑似薬「プラセボ」を飲んだ人とを比較します。

飲み始めて1年間。エクオール10㎎飲んだ人では1.1%の減少、プラセボでは1.9%の減少が見られました。

※プラセボとは、有効成分を含まない疑似薬で、例えば「でんぷんを固めたもの」などがそれに当たります。

有効成分を含まないのに薬を飲んだだけで安心して回復したなど心理的効果が働くことを「プラセボ効果」と言います。

その他の骨密度を高める方法

エクオールが、急激な骨密度の減少をなだらかにすると言うことが分かりましたが、その他、食事や運動、生活習慣でも骨密度を高める方法があります。

食事

1日700mlを目安にカルシウムを摂取します。

牛乳なら200mlを3杯、豆腐なら2丁、イワシなら10尾、これらをビタミンDやKを多く含む食品と一緒に摂ると良いそうです。

運動

骨に適度な負担をかける。大きくジャンプすることを10回、週に2,3回行います。
座ったままより立っている方が足に負担がかかるため、骨密度を高めるには良いですね。

日光浴

特に朝日の中の散歩は良いですね。散歩が無理な方は、手の平を15分から30分日光に当てるだけでも良いそうです。

骨粗しょう症の新薬「デノスマブ」

2013年に画期的な骨粗しょう症の新薬として発売されたのが、「デノスマブ」です。(内容は、NHKためしてガッテンより)

「デノスマブ」は、日本では「プラリア」と言う名前で発売されています。

飲み薬ではなく、皮下注射です。6ヵ月に1回、60mgを皮下投与します。

※同じ「デノスマブ」でも「ランマーク」として発売されている薬(ランマーク皮下注射)は、がん細胞の骨転移による骨病変に治療薬で、骨粗しょう症には使用されません。

骨粗しょう症の起こるメカニズムは、骨の生成(骨形成)と骨の破壊(骨吸収)のバランスが崩れ、骨の破壊が骨の生成より速く追いつかない時に起こります。

骨を破壊するスピードを左右しているのが「破骨細胞」です。

「デノスマブ」により、破骨細胞の働きを抑えることが可能になりました。

骨粗しょう症は、食事やサプリメント、運動、生活習慣で予防改善するのが理想ですが、体質などどうしても無理な方は、医師にたずねてみてください。