更年期の不眠の1つに、脚がむずむず不快な感じで眠れない「むずむず脚症候群」があり、これは、鉄分の不足によってドーパミンが不足することで起こることが分かっています。

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これと同じく、寝ている間に足が何度もピクンピクンとけいれんして熟睡できない「しゃっくり脚症候群」があります。

病名通り、まるで下半身がしゃっくりをしているような状態ですね。

しゃっくり脚症候群

しゃっくり脚症候群は、正式には「周期性四肢運動障害」といいます。

下半身がしゃっくりをしたようなけいれんは、睡眠中、脊髄が興奮状態にあるために起こります。脳の興奮は、血液中の成分「フェリチン」が不足することで引き起こされます。

脳が興奮する

フェリチンは、鉄を溜めておく働きがあり、脳に鉄分を供給しドーパミンを増やします。これにより、脊髄の興奮を抑えることができるのですが、フェリチンが不足するとドーパミンも不足するため、興奮を抑えられなくなるのです。

脳の興奮が体をピクンピクンとけいれんさせることにより、夜中に何度も目が覚め、熟睡ができず、疲れが取れない、昼間眠くてしょうがないなどの症状が現れます。

自分の体がけいれんしていることに気付いていない人も多く、患者さんは全国に400万人もいると言われています。(2015年2月25日ためしてガッテンの情報です)

本人は寝ているため気づかず、家族が気づくケースも多いようです。

他の不眠症と違うところ

しゃっくり脚症候群は、

  • 寝つきは良い
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 睡眠薬が効かない
  • などの特徴があります。

    しゃっくり脚症候群のチェック法

    チェック法には、自分でチェックする方法と家族の人にチェックしてもらう方法があります。

    自分でチェックする方法

    ①動き回らずリラックスして1時間座ります。
    ②その間、脚を伸ばしていると脚が自然と動く

    しゃっくり脚症候群

    家族にチェックしてもらう方法

    ①寝ているときに行います。
    ②布団をかけているときは布団をあげて確認します。
    ③20秒から60秒の間隔で4回以上脚が動く

    上記の症状があれば、しゃっくり脚症候群の可能性があります。

    日ごろから、熟睡できず疲れが取れない方は、専門の病院で血液検査をするとフェリチンが不足しているかどうかわかります。

    しゃっくり脚症候群の治療

    自分で改善するには、食事で鉄分を補います。鉄分の多く含まれるホウレンソウやひじき、レバーなどを多く摂ります。

    鉄分は体に吸収されづらい成分ですので、ビタミンCと一緒に摂るだけで吸収がぐ~んと良くなります。

    医療機関での治療は、不足したフェリチンを補うために鉄剤を服用します。

    鉄剤では効果のない人は、ドーパミン受容体作動薬が処方されることがあります。ドーパミン受容体作動薬は、その日のうちに効果が現れる人もいます。