更年期に色々な不調に見舞われる「更年期障害」。

頭痛や肩こり、吐き気、めまい、疲れやすい、眠れない、イライラする、突然汗が出る、のぼせ、火照りなどの不定愁訴があります。

これは、症状が出るから「あ~、更年期なんだ」と分かります。

ところが、症状が全くなく気づかないうちに忍び寄るのが「脂質異常」です。私も、不定愁訴で婦人科を受診したとき、血液検査で悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の数値が高く、「高脂血症」と診断されました。

血液検査

更年期の脂質異常

脂質異常とは、血液中に悪玉コレステロールや中性脂肪が増えすぎてしまうこと。

一般的には、
高LDLコレステロール血症 140mg/dl以上
低HDLコレステロール血症 40mg/dl以下
です。

最近、基準が見直され、コレステロール値は多少高くても問題ないのでは?と言う意見が多くなりました。コレステロール値が多少高く、小太りの人の方が長生きすると言う意見もあります。

新しい基準

悪玉(LDL)コレステロールの基準値は、
男性 72~178mg/dl
女性(30~44歳)61~152mg/dl
女性(45~64歳)73~183mg/dl
女性(65~80歳)84~190mg/dl
です。

ここで気づくのは、女性の基準値が男性と異なることです。年齢と共に違った基準値が設けられています。

と言うのは、女性の場合、血管は女性ホルモンである「エストロゲン」に守られているからです。若い女性の血管は、エストロゲンによって守られているので、余程のことがない限り、動脈硬化は男性よりぐ~んと低くなります。

ところが、エストロゲンに変化がみられる45歳以上から基準値が高くなります。更年期が終わる頃の65歳からはまたさらに高くなります。

つまり、脂質異常は、エストロゲンの量に関わっていることが分かります。

私の場合、生理が不規則になったころから悪玉(LDL)コレステロールの値が異常値になりました。

それまで、どちらかと言うと痩せ気味で、脂っこいものが苦手で、もっと栄養を摂らなくては!と思うほど、コレステロール値が低かったにも関わらず、エストロゲンの減少と共に、そんな悩みは完全に覆されました。

今度は、「脂っこいものをやめて」と言われる始末です。しかし、脂っこいものを摂っていないので食事で治しようがありません。

高脂血症になるとどうなる?

脂質異常とは程遠かった私ですが、更年期に突然の「高脂血症」。「高脂血症って何?」から始まりました。

高脂血症とは、血液の中の悪玉コレステロールの値が高くなる疾病。悪玉コレステロールが高いと血管の壁が厚くなり、血管の弾力性が失われます。

血管は硬くなり動脈硬化を起こします。部分的に通りの悪くなった血管内では、血液が固まって血栓(血の固まり)が作られます。

血管内にできた血栓は、血液の流れを止めてしまうか、できた血栓が剥がれて血液の流れに乗って全身に運ばれ、脳や心臓の血管を塞いてしまいます。

脳や心臓の血管がふさがれると、脳梗塞や心筋梗塞など命の危険や重い後遺症を残す怖い病気に見舞われます。

これは、一大事!

さすがに、「高脂血症」を放っておくわけにはいかなくなりました。脳梗塞や心筋梗塞を起こして、家族に迷惑をかけるわけにはいきませんよね。

サプリメントで高脂血症を改善する

更年期障害の様々な不定愁訴の他、動脈硬化まで心配しなければいけない年齢になりました。しかし、一生、女性ホルモンのエストロゲンが分泌され続けるなんて不可能です。

エストロゲンが徐々になくなり、それにより色々なトラブルが起こるのは女性の宿命です。

では、どうしたら、少しでも健康に暮らせるのでしょうか。

それは、徐々に減少するエストロゲンを補い、ソフトランディング(穏やかな終息)を迎えるのが理想的な方法です。

エストロゲンを補うには、婦人科のよる「ホルモン補充療法」と食事で補う方法があります。(※重症の方は、婦人科に相談してみてください)

食事でエストロゲンを補いたい方は、女性ホルモン様食品を積極的に摂ることです。女性ホルモン様食品は、大豆製品に含まれる大豆イソフラボン、黒ザクロなどがあります。

黒ザクロの種には、エストロゲンに似た成分が含まれていますが、種の部分は非常に苦いので、黒ザクロで補充するのは難しいと思います。

黒ザクロを手に入れることは難しいので、豆腐や納豆など身近にある大豆製品が良いですね。

また、いくら大豆製品をとっても何も効果のない人がいます。それは腸内に大豆イソフラボンの有効成分を吸収するための腸内細菌がいない人です。

大豆イソフラボンは、腸内細菌の力を借りてエクオールと言う物質に変化しないとエストロゲンと同じような働きをすることが出来ないからです。

この腸内細菌がいない人は日本人では2人に1人います。腸内細菌のいない人は、初めから「エクオール」を摂るのが望ましいとされています。

腸内細菌がいる人もいない人も、食品で改善したい方は、「エクオール」が良いですね。