最近、筋力が低下したな~と感じている女性の方、それは筋肉の質が落ちる「脂肪筋」になっている可能性があります。

筋力低下

今まで、肥満の人は生活習慣病などの病気になるリスクが高いと言われてきましたが、実際はそれほど太っていなくても病気になっている人がいます。

そのカギを握るのが「筋肉の質」らしいと言うことが最近の研究で分かってきました。(2016年10月8日 日経新聞より)

そういう私も40代を過ぎたころから筋肉がフニャフニャになってきて、あまり力仕事ができなくなりました。

昔は痩せていても力持ちだったのが自慢だったのに、全然力が入らないのです。

なんでかな~と思っていましたが、更年期に高脂血症と診断されたころから徐々に「脂肪筋」になっていたのだと思います。

脂肪筋とは(順天堂大学 田村好史准教授 新聞でのコメント)

脂肪筋とは、筋肉の細胞の中に脂肪が過剰にたまった状態のことを言います。

太っていない糖尿病患者さんは、この脂肪筋になっている方が多いようです。

脂肪筋になる原因は、「高脂肪食」と「少ない運動量」と言われています。

脂肪筋になるとどうなるか?

通常脂肪は、皮下に溜まったり、内臓などの脂肪組織に蓄積されます。皮下脂肪、内臓脂肪なとど言います。

ところが、筋肉など普段はたまらない場所に脂肪がたまるようになることがあり、これを「異所性脂肪」と言います。

筋肉に脂肪が過剰にたまると毒性を発揮し、インスリンの働きを抑制してしまうと言うのです。

インスリンはすい臓から出るホルモンで、食事から摂ったブドウ糖を筋肉や肝臓から取り込む働きをしています。

残念なことに、脂肪筋になるとインスリンが十分に働かず、ブドウ糖を取り込めなくなります。

この結果、血糖値が上がり糖尿病などの生活習慣病を引き起こす可能性が高くなってしまいます。

血糖値が高い状態が続くと、血管が傷つき動脈硬化にもつながり、しいては脳梗塞や心筋梗塞などの怖い病気に繋がります。

田村准教授の話では、太っていない人でも(BMI値が23以上25未満)、高血糖、脂質異常、高血圧がある人は、肥満の人と同程度に筋肉のインスリンの働きが低下していると言います。

私は、BMI値が23以下で痩せ型なのですが、悪玉コレステロール値と中性脂肪が高く、脂質異常症と診断されています。

まったく、これに当てはまりますね・・筋肉がふにゃふにゃになるわけだわ~

筋肉の量や質が低下しているかどうか簡単なチェック法

□ 高血圧、脂質異常症、高血圧のどれか1つでも当てはまる
□ 体力がない
□ 歩行量がすくない
□ 脂肪を多く摂っている
□ 脂肪肝がある
□ 肝機能が異常値、またはやや高め
□ お腹が少し出てきた
上記の項目に当てはまる人は筋肉の質が低下している可能性があります。

□ 少しの段差でもつまづく
□ 仕事や家庭で疲れやすい
□ 無理がきかなくなったと感じる
□ 20代より体重が10キロ以上増えた
□ 若い頃、食事制限だけのダイエットをした
□ BMIが25以上
□ ここ数年、運動らしい運動をしていない
□ 車を利用することが多い
□ 最近、太りやすくなった
※BMI値は【体重(kg)身長(m)の2乗】で算出できます。
上記の項目が2つ以上当てはまると筋肉の質が低下している可能性があります。

私は、痩せ気味だったのに、更年期に突入してから太りやすくなりました。体重はさほど変わらないのに、服がきつくなり、一回り太った感じがあります。

しまっていた筋肉がゆるんで一回り太ったという感じです。一回り太ったのに、体力が落ちて疲れやすくなりました。その上、脂質異常症ときては、完全に脂肪筋ですね。

このまま筋力や体力が低下し続けると、将来は寝たきりになることも(>_<)

筋肉の衰えは高齢者だけではない(筑波大学 久野請也教授 番組内でのコメント)

筋肉の衰えと言うと高齢者を思い浮かべますが、30代から減少は始まっています。

筋肉は、1年に1%ずつ減り、70代では20代の半分の量になります。

年齢とともに筋肉が減るのを「サルコベニア(筋肉減少症)」と言い、じわじわ減っていくので自覚症状がない人も多いですが、同じことをしても以前より疲れやすくなった、つまずきやすくなったなとど感じる場合は、兆候の現れだと言います。

進行すると日常生活に支障をきたしたり、最悪寝たきりになる可能性もあります。さらに、もっと怖いのがサルコベニア肥満。

サルコベニア肥満

サルコベニア肥満は筋肉が減ったところに脂肪が蓄積した状態のことで、60代から増え始め、70代ではその3割が該当し、圧倒的に女性が多いそうです。

筋肉に置き換わる様に脂肪が増えるため、見た目は変わらず、肥満だと気づかないのが落とし穴ですね。単なる肥満より生活習慣病になりやすいので、タチの悪い肥満です。痩せメタボとも言われます。

これは参ったと思いましたが、今ならまだ間に合うようです。

筋肉の量を増やすも質もあげるも、一番効果があるのが「運動」です。筋肉は何歳になっても増えると言いますが、1歳でも若いほうが効果が出やすいので、1日でも早く始めることが肝心です。

運動で一番のおすすめは、有酸素運動のウォーキングです。目標は1日8,000歩ですが、1日単位ではなく1週間単位で見ればよいそうです。つまり、1週間で56,000歩歩くと言うことですね。

これ、忙しい主婦が実践するのは案外大変ですが、サルコペニアや将来、糖尿病などの生活習慣病にならない様頑張るしかありません。