更年期の時期に急に足がむくむようになったという方はいませんか?

更年期に足がむくむ

「むくみは病気のサイン」と言われるように、心臓や腎臓が悪くても「むくみ」となって現れることがありますので、頻繁にむくむ場合は、先ずは病気が隠れていないか検査が必要です。

検査をしても何も異常がない場合、それは「更年期のエストロゲン不足」かもしれません。

更年期になると女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少するということはご存知の方が多いと思います。

では、なぜエストロゲンが減少すると脚がむくむのでしょうか?

エストロゲンが不足すると足がむくむ

女性は、1か月の間に、エストロゲンとプロゲステロンと言う2つのホルモンが入れ替わりながら、女性としての身体を保っています。

エストロゲンが分泌される時期は、肌も輝き、やる気もみなぎり、生き生きと活動的になります。その後プロゲステロンと言うホルモンに入れ替わると、肌が荒れ、消極的になり活動的ではなくなります。

これは、子供を妊娠するためのサイクルで、活動的な時期に恋をして妊娠し、着床すると安静にすることで赤ちゃんを守る仕組みが繰り返されていることになります。

妊娠

女性の身体は子孫を残すためにできているのだと痛感します。

若いころは、このサイクルが正常に保たれ、どちらのホルモンも活発に分泌されますので、女性としての若さや美しさを保っています。

ところが、加齢とともに、ホルモンの分泌が減りだすと、このサイクルが乱れます。

女性の身体の若さを守ってくれているエストロゲンが減少すると、何が起こるかというと、血管の老化です。

血管が老化すると、血管が硬くなり、動脈硬化を起こしやすくなり、血液がドロドロと滞るようになります。

血液が滞ると末端まで血液が行きわたらず、むくみや冷えなどの原因になります。

胸から上は暑くて汗をかいているのに、下半身は冷たい状態が起こるのも、エストロゲンの減少によるものです。

血液が滞ると、むくみや冷えの他、便秘や肌荒れ、動悸にもつながります。

エストロゲンを増やす方法

不足したエストロゲンを増やすには、ホルモン補充療法では「プレマリン」と言う卵胞ホルモンを服薬する方法があります。これは医師の元行う治療です。

他に、簡単にできる方法としては、エストロゲンと似た作用をする「エクオール」を食べる方法があります。エクオールは、女性ホルモン様食品である大豆イソフラボンの成分の1つで腸内細菌の力を借りて腸の中で「エクオール」に変化したものです。

エストロゲンの材料であるコレステロールを摂る

エストロゲンの材料は、コレステロールです。ですので、材料を補ってあげることも1つの方法です。

えっ?でも、更年期に悪玉コレステロール値が高くなって動脈硬化の治療をしている私にとって、コレステロールを摂るって死活問題なのでは?と思います。

でもそれは、あくまで悪玉コレステロールの数値のことで、悪玉が高くても善玉も高い人は異常とは判断しません。つまり、悪玉コレステロールと善玉コレステロールの比率が大切なんですね。

身体によいコレステロールを摂ることは、エストロゲンの材料を補給してあげることに繋がりますので、全てのコレステロールを悪い物と判断するのは逆に危険なことがあります。

コレステロールを増やす食品として有名なのは「たまご」ですね。

たまご

以前、卵はコレステロールの患者さんにとっては「嫌われもの」でした。しかし、最近の医学では、卵は完全栄養食品の他、糖尿病をも予防する素晴らしい食品だと見直されています。

卵は10個入りのパックで約200円。1個20円と言う安さで細胞が元気になるなら積極的に食べたいですね。ただし、取り過ぎにはご用心です。何事も程ほどが大切です。

更年期には、大豆イソフラボンの「エクオール」やエストロゲンの材料になる「たまご」を摂って不足したエストロゲンを補いたいですね。

私の場合、悪玉コレステロールを下げ、善玉コレステロールを摂ることで、動脈硬化が改善し、脚のむくみが改善されました。