閉経を迎える更年期になると、骨粗しょう症、脂質異常(悪玉コレステロールと中性脂肪の上昇)、動脈硬化など、老化による病気にかかりやすくなります。

また、高血圧や糖尿病など生活習慣病になるリスクも高まります。

子どもを産み上げたらもう生理なんかいらないと思っていましたが、大間違いでした。私は比較的早く更年期に突入したので、40代で突然、脂質異常(高脂血症)になりました。

ホットフラッシュが訪れたとともに、悪玉コレステロールの数値が急激に上昇したのです。

私の身体は「エストロゲンによって守られていたんだ」と痛感した瞬間です。

この時ほど、60歳近くまで生理のある知り合いを逆に羨ましく思ったことはありません(笑。「いつまでも生理があってイヤだわ~」と言っていました、そう言えば彼女のお肌はピチピチでした。

もちろん個人差はありますが、ほとんどの女性は閉経とともになんらかしらの病気のリスクを背負います。

更年期に起こりやすい病気

更年期障害による脂質異常は私のように突然起こる人が多いですが、その他の病気は潜伏期間を経て発病します。

更年期以降かかりやすい病気

あれ?なんだか変だな~と思ったら、そろそろ始まっているかもしれません。私は上記の疾病はどれも当てはまります。

血管と骨を守ってくれていたエストロゲンが減るわけですから、動脈硬化や脂質異常、骨粗しょう症になるのは仕方ないのでしょうか・・・

エストロゲンが減るならエストロゲンを増やす方法を考える

エストロゲンに良く似た働きをするのが、大豆製品に含まれる大豆イソフラボン。イソフラボンはそのままではエストロゲンに似た働きはせず、腸内でエクオールと言う物資に変化しないといけません。

腸内でエクオールに変化させることができる人は、2人に1人と言いますから、大豆イソフラボンを摂るより、エクオールを摂った方がとても近道なんです。

エクオールの実験

エクオールを食品化したものを更年期の女性が摂り続けた実験(約3か月間)では、ホットフラッシュや汗、肩こりを改善したという結果があります。

また、体内のエクオールの量が多い人は、更年期障害のリスクが低いと言われています。エクオールの量が多いとは、尿中のエクオール排泄量が1.2mg以上としています。

エクオールが多いかどうかは、尿検査で自宅で簡単に調べるキットが販売されています。

ホットフラッシュや肩こりの実験は、エクオールを飲み続けたグループと有効成分を含まない疑似薬(プラセボ)を飲むグループとに分かれて実験を行っています。

(※プラセボは、でんぷんや乳糖などで作られている疑似薬ですが、精神的が左右する疾病の場合、プラセボでも効果を発揮することがあります。)

私の母などは、うどん粉を丸めて作った薬でさえ、「薬を飲んだんだ」と思うと効いてくるタイプなので(笑、このような人は実験対象外ですね。

エクオールは、過剰なエストロゲンを抑える働きもある

エストロゲンを増やす方法に、婦人科で行っている「ホルモン補充療法」があります。これは、薬によりエストロゲンを補充する方法です。

副作用として、ごくまれですが、乳がんや子宮がんになる可能性が指摘されています。

乳房にある乳管はエストロゲンの影響を受けやすいので、エストロゲンは乳がんのリスクに関わっていると言われています。

エクオールと乳がんの関係

では、食品としてのエクオールは大丈夫なのでしょうか?

エストロゲン様食品のエクオールは、「抗エストロゲン作用」を持つことで、逆に過剰なエストロゲンを抑え、乳がんのリスクを下げてくれる可能性があることが分かってきました。

乳がん、脳の血管に何らかの障害がある「脳血管障害」、血管内に血栓がある「血栓症」などの人は、ホルモン補充療法を行うことができません。

また、ホルモン補充療法による「子宮出血」や「乳房のはり」などの副作用で治療を諦めている人もいます。

このようにホルモン補充療法を行えない人にもエストロゲン様食品であるエクオールを代替療法として使うことが期待されています。

エクオールは、エストロゲンを「増やす」働きがあるのに、逆に「抑える」働きも兼ねている何とも頼もしい成分なんですね。