フェリチン不足がウツを招く

最近、フェリチンの不足はウツをも招くことが分かってきました。

体がだるくてたまらない、やる気がでない、気分が落ち込む、眠れないなどの症状で、一般的な治療をしても改善しない人は、フェリチン不足によるウツ状態の可能性があります。

この新型鉄不足は「かくれ鉄欠乏症」とも言われ、ヘモグロビンは正常ですので、一般的な血液検査では分かりません。

一般的な血液検査では、ヘモグロビンの数値が低いことで「鉄欠乏」とみなされます。

しかし、ヘモグロビンは、フェリチンが無くなってから数値に現れるので、ヘモグロビンの値が低いとわかったときには、すでに体は鉄が不足している状態です。

フェリチンの検査

フェリチンの値は、睡眠外来や精神科などでフェリチンの検査をするとわかります。

フェリチンの血液検査

上記は私のフェリチンの血液検査の結果です。鉄剤を飲んで多少改善した結果ですので、値は正常値になってきました。

治療を受けたのは、「睡眠総合ケアクリニック」、睡眠専門の病院です。

私の場合、不眠症が「むずむず脚症候群」からくるのでは?ということで検査を受けましたが、このフェリチンが不足するとうつ状態も引き起こすことが最近分かってきました。

頭痛、吐き気、動悸、息切れ、月経異常、肌荒れ、不眠、うつ状態など更年期にありがちが症状が、フェリチン不足からくるものであれば、治療で改善することが可能です。

フェリチンが不足するとヘモグロビンも不足する

鉄分は、体全体で約5gあります。ヘモグロビンが3g、体内に貯蔵されている分が2g、ごくわずかな血清鉄として成り立っています。

フェリチンは、主に肝臓に蓄えられ、鉄分の倉庫の役割をします。そこで鉄分の量をコントロールしているのです。

ヘモグロビンが不足すると、肝臓に蓄えられていたフェリチンが直ちに分解され不足分を補うのですが、そのフェリチンが不足していると、ヘモグロビンを補うことができないのです。

フェリチン不足のチェック法

あかんべ~をして下まぶたの内側が白い人は、貧血の可能性があります。

普段から、疲れやすい、やる気がでないなどの症状がある人は、一度血液検査をしてみると良いですね。

検査は貧血が疑われる場合保険適応になりますが、眠れないなどの症状でもフェリチンの検査を受けることができます。

鉄分の不足は、ウツ症状だけでなく免疫力も下げてしまいます。鉄が細胞に行きわたると、免疫力は一気に活性化するそうです。

ただし、肝臓に病気がある方の鉄剤の過剰摂取は、悪化させる可能性があるので、主治医と相談してください。

肝臓病の方が、鉄分を多く含む青汁などを飲み続けた結果、血液を捨てる「瀉血(しゃけつ)」をしなければならなくなった例もあります。