老け顔・・聞きたくない言葉ですね。

中高年になると、実年齢より若く見える人、実年齢通りの人、実年齢より老けて見える人とハッキリ分かれてきます。

実年齢より老けて見える人は・・
ほうれい線が目立つ
マリオネットラインが目立つ
姿勢が悪い
肌が乾燥している
表情が乏しい
ファッションが古臭い
髪がパサついている
など、外的な要因が多いですが、実は、顔が老けて見える人は体内も老けているそうです。

テレビ番組「みんなの家庭の医学」でも、老け顔の人は身体も老けているので、早死にする結果が出ていると伝えていました。

そうですよね・・老化現象は顔だけ・・なんてことはありません。

この年齢になって見た目に差が付くのは、生活習慣もありますが、体内に老化物質であるAGEが多いか少ないかでも決まります。

今までは、老化の原因は活性酸素だと言われてきましたが、AGE(終末糖化産物)も大きく関わっていることが分かってきました。

この老化物質AGE研究において、第一人者に久留米大学教授の山岸昌一先生と言う方がいます。

山岸先生によると、AGEが溜まっている人は老け顔で病気も進行しやすく、寿命も短い人が多いと言います。

先生の調査によると、AGE測定器で体内年齢を測った結果、見た目が若い人は体内年齢も若いことが分かりました。

老化物質のAGEとは

血液中のたんぱく質に糖が結びつき、そこに熱が加わると老化物質であるAGEが発生します。

たんぱく質の一種であるコラーゲンにも糖分がくっつくとAGEが発生します。

肌のハリと弾力を保つ「コラーゲン」ですが、このコラーゲンに糖分がくっつくと白いコラーゲンが茶色に変色し硬くなります。

あのプルプルで柔らかいコラーゲンが柔軟性をなくしコチコチになってしまいます。これにより、肌は弾力を失い、シワやたるみ、ほうれい線やマリオネットラインの原因になります。

老け顔

ほうれい線やマリオネットラインは老け顔の原因の上位に君臨する私たち女性が最も避けたい老化現象ですよね。

また、AGEは脳梗塞や心筋梗塞、骨粗しょう症、アルツハイマーの一因にもなるそうですから、美容以外の面からも溜め込みたくないですね。

では、このAGEを溜めない方法や溜まってしまったAGEを取り除く方法があるのでしょうか。

AGEを取り除く物質アプタマー

アプタマーという聞きなれない言葉があります。

アプタマーとは、特定の物質と特異的に結合する核酸分子のことで、細胞や蛋白質の機能を阻害します。

AGEの第一人者、久留米大学教授の山岸昌一先生は、AGEにくっつくアプタマーがあれば、それを異物と認識して取り除いてくれると言う仮説を立てて、アプタマーを探します。

現在、その可能性があるアプタマーは100兆個あるそうですが、先生は2年間の毎日の研究でその物質を特定したそうです。(「夢の扉」にて)

マウスの実験段階では成功しているので、4年以内にAGEを減らす薬としての開発を進めているそうです。

そうは言っても、今すぐ対策したいですよね・・・4年待ってその後治験などの行程を経て一般的な薬になるには、まだ時間がかかりそうです。

その間にも、AGEがどんどん溜まっていくかと思うと、すぐにでも対策したいのが本音です。

老化スピードを速めるAGEは食事で減らせる

私たちは、知らないうちにAGEが多く発生する食事を摂っています。

AGEは、同じ食品でも調理法によってその量を減らすことが可能です。どのような食べ物がAGEが多いのかを理解しておくとAGE対策になります。

AGEが多くなる要因は「温度」と「油」

水を使わず高温で調理した食べ物にはAGEが多くなります。高温になると肉の中にあるたんぱく質と糖分が結合しやすく、AGEが発生しやすくなります。

きつね色にこんがり焼けた美味しそうなものほど、AGEが高いと言うことですね。

AGEが最も多いのが、カリカリベーコン。卵なら、ゆで卵が少なく、目玉焼きが多くなります。

目玉焼きとかりかりベーコン

鶏肉なら、蒸し鶏が一番少なく、続いて焼いたチキン、一番多いのが高温の油で揚げた唐揚げになります。

唐揚げ

魚なら焼き魚よりお刺身、肉ならステーキよりしゃぶしゃぶが良いそうです。

しゃぶしゃぶ

ただ、食べるなと言うことではなく、目玉焼きの次の日はゆで卵にするなど同じものが続かないようにすることがポイントです。

調理温度の目安

調理温度のおおよその目安は、
揚げる→220℃
焼く→180℃
ゆでる→100℃
です。

温度から言っても、ゆでるのが100℃と1番低いですね。

また、油は控えめにすることもAGEを発生させない調理法です。

血糖値の急上昇を抑える

血糖値の上昇を抑えるとAGEが発生しにくくなりますので、血糖値を急激に上げない食事法も大切です。

野菜からおかず、ご飯の順番で食べると血糖値が上がりにくくなります。

食物繊維が多い、海藻や野菜などを食べると、糖質の吸収を緩やかにしてAGEの発生を抑えてくれます。

AGEを増やさない食事以外の方法

食後すぐに10分ほど身体を動かすことでAGEの発生を少なくすることができます。

軽い運動で良いそうですので、食後はゴロンと横にならず、足踏みなど簡単な運動をしてみたいと思います。