更年期になってから悪玉コレステロールが高くなる「高脂血症(脂質異常症)」になり、悪玉コレステロールを減らす薬「クレストール」を飲んでいます。

悪玉コレステロールが高いと言うことは動脈硬化の原因になり、血管系の生活習慣病である「心筋梗塞や脳梗塞」などを起こしやすくなります。

また、心臓の太い血管である「冠動脈(かんどうみゃく)」が狭窄して息苦しくなる「狭心症」も動脈硬化が原因です。

息切れ・動悸・冷や汗が出て血の気が引いていく感じ

いつの頃からかはっきりとは覚えていないのですが、駅の階段を上るのが辛くなり、階段を登りきる頃にはすごい息切れを感じるようになりました。

とても会話ができる状態ではありません。また、何の前触れもなく動悸がしたり、胸の圧迫感を感じることがありました。

また、疲れていると冷や汗が出たり、身体からす~と血の気が引いていく感覚にも襲われるようになりました。

更年期障害のホットフラッシュがあったため、汗には慣れっこになっていましたが、この時の冷や汗はホットフラッシュの汗とは違い、暑くてたまらないと言うことはなく逆に寒ささえ感じるようなイヤ~な汗でした。

気になってはいたものの、なかなか病院に行くことができなかったのですが、ある日、健康診断で「心臓の負荷テスト」をしてみましょうと言われ、心臓が気になっていたので、これ幸いと受けてみることにしました。

心臓不可検査の結果

この心臓負荷テストは、運動負荷心電図検査と言い、2段の階段を決められた時間(たぶん、2分か3分)と決められたリズムで上り下りし、その後の心電図をみると言う検査です。

階段
岐阜市民病院よりお借りしました

この検査で運動後の心電図から異常がわかりました。検査の結果には、「左心室の機能低下の疑いがあるので精密検査を要す」と書かれていました。

階段での心臓負荷検査の次に受けたのが「トレッドミル」と言う検査です。

トレッドミルは、心電図を付けたまま運動しその変化を見るものです。

トレッドミルは、階段ではなく、ランニングマシーンを使います。

トレッドミルのランニングマシーン

ランニングマシーンに乗り、徐々にスピードを上げたり、勾配を付けたりし、心臓に負荷をかけていきます。

この検査でも同じく心電図に異常が出ました。これで、心臓のどこかで異常が起きているのが分かります。

この検査の結果で疑わしいのは、心臓を取り巻く血管の異常「虚血性心臓疾患」です。

心臓の発作が起こる原因

心臓は、「冠動脈」と言う太い血管が心臓を取り巻いて、酸素と栄養を送り正常な拍動を保っています。

この冠動脈が狭くなったり詰まったりして、心臓に十分な酸素と血液が届かないと発作が起こり、重症の場合は心臓が壊死してしまいます。

これらの病気を「虚血性心臓疾患」と言います。

「虚血性心臓疾患」は、「狭心症」や「心筋梗塞」などの総称です。

狭心症と心筋梗塞の違い

狭心症と心筋梗塞の違いは何でしょうか?

狭心症は、動脈硬化で血管の内側が狭くなり血液の流れが途絶えることで起こります。発作は、胸の痛みや圧迫感などがあり、ニトログリセリンなどの薬で治まります。

心筋梗塞は、動脈硬化がさらに進み血管内に血栓(血管プラーク)ができ、血管を詰まらせ血液が流れなくなることで起こります。

この場合、血流が途絶えるでのその先に酸素を送ることができず、心臓の細胞が壊死し死に至ることもあります。

心エコー

私は、階段やランニングマシーンによる心臓負荷テストの他、同時に心臓のエコー検査も受けました。

心エコーでは、心臓の大きさや形、心臓の壁の厚さ、動き方などがハッキリと分かります。

心臓内に流れる血液の速さや流れが分かるので心臓そのものの異常が分かります。

私の場合、心エコーでは異常は見つかりませんでした。

心臓自体の異常である心筋症や弁膜症などは心エコーで診断がつきますが、動脈硬化など血管が原因で症状が出ている場合、心エコーでは分からないことがあります。

心臓CT検査

動脈硬化などにより血管の異常がある場合は、カテーテル検査が有効です。

カテーテルと言う細いチューブを足の付け根から体内に入れ、血管に沿って心臓まで届かせることで血管内を診断することができます。

カテーテルで血管の詰りなどを診断し、狭窄していた場合は狭くなった血管を広げたり、血栓があった場合は、取り除くことで症状が緩和されます。

しかし、この検査は半身麻酔をかけ手術にあたる行為です。

私の場合、身体の負担を考えると、そこまでの病気の可能性がない(重症ではない)と判断し、冠動脈の検査はCTで行うことになりました。

CTとは、X線による心臓の画像化(3D化)で、心臓を輪切りにした断面を撮影することで立体画像で心臓を見ることができます。

心臓のCT検査体験談

ただし、CTによる心臓の検査は、血管をハッキリ映すための「造影剤」を使用します。

造影剤は身体に負担がかかるので、検査終了後はなるべく早く身体の外に出す必要があります。

私は、造影剤が速く排出されるよう検査直後から多めに水分を摂りました。

この造影剤は、2つの注意点があります。

まれに、造影剤に対してアレルギーがある人は、造影剤を打ったときアナフラキシーショックを起こすことがあり、アレルギーが心配な方は必ず医師に報告してください。

もう一つは、造影剤を注射したとたん、お尻の穴の付近に灼熱感が起こります。

何が起こったのだ?!と本当にびっくりするほどお尻の穴がカ~~ッと熱くなります。

数十秒でおさまりますが、これには驚かされました。初めての方は、覚えておくと良いかもしれません。

まあ、看護師さんが事前に言ってくれるんですけどね・・・

CTの結果では、心臓を取り巻く大きな太い血管(冠動脈)には、動脈硬化は見られず、狭窄や詰りは見つかりませんでした。

これで一安心。

しかし、これで安心と言うわけではなく、ここまでの検査で病名はハッキリと分からないのはやっぱり不安ですよね。

依然として、息切れや動悸、冷や汗、息苦しさなどが改善されているわけではないし、とにかく楽になりたくて病院に通っているわけですから。

私の様に症状があるのに、心臓の検査ではハッキリした病名が分からない中高年の女性が多いそうです。

あちこち病院をたらい回しにされ、最終的には「気にしすぎ」で片づけられてしまっている女性もいるのではないかと思います。

微小血管狭心症では?

冠動脈に異常がないので、検査では「異常なし」と言う診断が出ました。

しかし、太い血管の詰りは無いにしても、毛細血管などの細い血管が詰まることで、このような症状が起こることがあるようです。

「微小血管狭心症」と言い、閉経後エストロゲンの減少が原因だと言われています。

女性ホルモンの1つ「エストロゲン」は、女性の血管を守る働きがあります。

このエストロゲンが減少することで、今までエストロゲンに守られていた血管の動脈硬化が進み、狭心症の症状が起こるようです。

この「微小血管狭心症」は、まだハッキリと病名が認められているわけではなく、この病名を認めている医師と、認めていない医師に分かれています。

微小血管狭心症については、こちらの記事を参考にしてください。

私の場合、状況を考えると、微小血管狭心症が疑われ、現在は、その治療をしているところです。

治療は、「カルシウム拮抗薬」を服用します。

カルシウム拮抗薬は血管を広げる作用があります。細い血管内にも狭窄があると血管を拡張することで血液がスムーズに流れ、症状を改善させます。

原因が分からないので、逆診断と言うことで、「カルシウム拮抗薬」で良くなれば「微小血管狭心症」と言うことになります。

カルシウム拮抗薬には、血圧が下がると言う顕著な副作用があります。ですので、血圧の低い方は服用できません。

私も普段の血圧は、上が105、下が65くらいと低めです。

カルシウム拮抗薬を飲んだら、上が95、下が60くらいといつもの血圧より低くなりました。

服用できるかできないか、ギリギリの線だと思います。

これ以上血圧が低くなるようでしたら、薬をやめなくてはなりませんが、今の所様子を見ながら服用を続けています。

このように、女性ホルモンが影響している心臓の異常には、薬のほか「大豆イソフラボン」を積極的に摂るのがいいのでは?と医師に言われました。

このような意味でも、大豆イソフラボンが摂れる「エクオール」はおススメのサプリメントだと思い、長く続けていく予定です。

劇的な変化はなくても、先が長い人生、健康に過ごせたら良いなと思っています。